地理情報システム学会

応募要領

 

研究奨励部門

1. 対象者

原則として地理情報システム学会会員で当賞を受賞していない者,年度の前年度末日(3月31日)までに35才以下の者から選考.

2. 応募提出物

以下のものを,原則として,メール添付で送付する(PDF化することを推奨)

  1. 氏名,所属,地位,生年月日,連絡先住所,電話,メールアドレス
  2. 『GIS-理論と応用』,『GIS 学会講演論文集』に発表の論文一覧表
    各論文につき全著者名,論文名,学術誌名,年次,頁
  3. 2. の抜き刷り.
  4. 発表した論文の概要
  5. 以下の選考方法(1)に示す貢献点の計算書
    なお,審査に使う情報は以上のみとし,推薦書等はなしとする

3. 提出方法

自薦,他薦(なおこの情報は審査の情報としない)

4. 提出先

地理情報システム学会事務局 (「研究奨励部門」と表に明記のこと)

5. 提出期限

2024年7月12日(金)

選考方法

(1) 貢献点の算出
各論文に含まれる著者数をn,著者の順番をmとし,貢献点を 貢献点=(n+1)/(2mn) とする.次に『GIS-理論と応用』の審査論文の貢献点をA,『GIS学会講演論文集』の論文及びその他のGISに関する審査付論文・審査付梗概の貢献点をBとし,総合点C を C=3A+B で求める.
(2) 受賞者決定方法
学会賞委員会は,過去にこの賞を受賞した者及び『GIS-理論と応用』の審査論文のない者を除き,総合点C の高さを基準に第1次候補者を選び,それらの候補者の業績を勘案して若干名の候補者を決め,その候補者を理事会に推薦し,理事会の承認を得て地理情報システム学会賞「研究奨励部門」の授賞者を決定する.

 

学術論文部門

1. 目的

地理情報システムに関する学術論文の発表で貢献したものを表彰する.

2. 対象者

原則として,地理情報システム学会会員であり,かつ当賞を受賞していない者で,かつ『GIS-理論と応用』に原著論文1篇を含む学術論文を1編以上発表し,それらの論文貢献点の合計が1以上の者.(論文貢献点については 「研究奨励部門」 選考方法の(1)を参照のこと)

3. 応募提出物

以下のものを,原則として,メール添付で送付する(PDF化することを推奨)

  1. 氏名,所属,職階等,生年月日,連絡先住所,電話,メールアドレス
  2. 表彰の年度の前年度までに審査制度のある学術論文誌に審査付き論文として発表した地理情報システムに関する研究論文の一覧表:各論文につき,全著者名,論文名,学術誌名,年次,頁を記述
  3. 2. の主要な論文5件の抜き刷り.
  4. 発表した論文がGIS 関連の研究にどのように貢献したかをA4(1200 字)で1枚以上3枚以内で述べた解説書
  5. 『GIS- 理論と応用』の第1巻から,表彰年度の前年度までの巻に発表された全ての学術論文末尾の引用文献において,候補者の名前のある公表物(学術論文,報告,翻訳,編,解説を問わない)の一覧表.ただし,候補者が含まれる学術論文で候補者が含まれる公表物の引用は除く.

なお,審査に使う情報は以上のみとし,推薦書等はなしとする.

4. 提出方法

自薦,他薦(なおこの情報は審査の情報としない)

5. 提出先

地理情報システム学会事務局 (「学術論文部門」と表に明記のこと)

6. 提出期限

2024年7月12日(金)

選考方法

学会賞委員会は,過去にこの賞を受賞した者を除き,候補者の論文発表貢献点の順位と,文献引用点の順位の合計値で表される論文の量的な評価と,学会賞委員の査読による論文の質的な評価を総合して若干名の候補者を決め(候補者なしの場合もありうる),その候補者を理事会に推薦し,理事会の承認を得て地理情報システム学会賞「学術論文部門」の授賞者を決定する.

 

ソフトウェア・データ部門

1. 目的

本賞は,地理情報科学に関する研究に基づき,有用なシステムソフトウェア,ツール・ライブラリなど(以下ソフトウェア)の開発,または,デジタルデータ(以下データ)を作成し,広く公開することにより地理情報科学の発展に貢献した功績を表彰するものであり,これらソフトウェアやデータのさらなる開発と作成,および公開を促進することを目的とする.

2. 対象者

一個人,または複数の個人よりなるグループを対象者とする.原則として,対象者のうち少なくとも一人が地理情報システム学会員であること.対象者が開発したソフトウェア,または,対象者が公開を担うデータを審査対象とする.審査対象となるソフトウェアまたはデータが以下の要件を満たしていること.

【要件】

  1. 原則として,非商用利用かつ無償であること.
  2. 本学会会員による自薦,または他薦を受けていること.
  3. 本賞の審査,選考結果の発表または広報等の目的に,地理情報システム学会がソフトウェアまたはデータにアクセスできること.
  4. ソフトウェアまたはデータが第三者の著作物に基づいている場合,これらの著作権や特許肖像権等について明示する,権利者の事前了承を取るなど,適切な処理を済ませてあること.
  5. ソフトウェアまたはデータの仕様,利用条件等について,学会および学会賞委員会からの照会事項があるとき,審査対象者が応対可能であること.

3. 応募提出物

以下のものを,原則として,メール添付で送付する(PDF化することを推奨)

  1. 氏名,所属,職階等,生年月日,連絡先住所,電話,メールアドレス
  2. ソフトウェアの概説と,有用性,使いやすさ,新規性,学術性,拡張性・再利用性,安定性をA4(1200字)で2枚以上5枚以内程度で記した説明書

4. 提出方法

自薦,他薦(なおこの情報は審査の情報としない)

5. 提出先

地理情報システム学会事務局 (「ソフトウェア・データ部門」と表に明記のこと)

6. 提出期限

2024年7月12日(金)

選考方法

学会賞委員会が定める学会賞ソフトウェア・データ部門選考委員会が,有用性(実社会での有効性,社会に与えるインパクト,地理情報科学の認知への貢献度など),使いやすさ(インタフェースデザイン,操作性の良さや分かりやすさなど),新規性,学術性,拡張性・再利用性(新しい技術や理論により拡張しやすいこと,ドキュメントが整備されていること,ソースコードの可読性が高いことなど),安定性(再構築が容易なこと,安定して動作することなど)などを評価して若干名の候補者を決め,その候補者を理事会に推薦し,理事会の承認を得て地理情報システム学会賞「ソフトウェア・データ部門」の授賞者を決定する.

 

教育部門

1. 目的

地理情報システムに関する教育(小学校,中学校,高等学校,大学,社会人教育などを含む)に貢献したものを表彰する.なお,個人だけでなく,研究グループなども受賞対象とする.

2. 対象者

原則として,個人の場合はその個人が,研究グループなどの場合はその代表者が地理情報システム学会会員であり,受賞対象に関連する論文を『GIS:理論と応用』または『GIS 学会大会論文集』に少なくとも一編を発表した者で,かつ当賞を受賞していない者.

3. 応募提出物

以下のものを,原則として,メール添付で送付する(PDF化することを推奨)

  1. 氏名,所属,職階等,生年月日,連絡先住所,電話,メールアドレス
  2. 受賞対象となる教育に関連する論文,解説,出版物などに関し,それぞれについての書誌情報
  3. 2. の抜き刷り.
  4. 地理情報システムに関する教育にどのように貢献したかをAA(1200字)で2枚以上5枚以内で述べた説明書

4. 提出方法

自薦,他薦(なおこの情報は審査の情報としない)

5. 提出先

地理情報システム学会事務局 (「教育部門」と表に明記のこと)

6. 提出期限

2024年7月12日(金)

選考方法

学会賞委員が上記の資料をもとに評価を行い,その評価を総合して学会賞委員会が若干名の候補者を決め(候補者なしの場合もありうる),その候補者を理事会に推薦し,理事会の承認を得て地理情報システム学会賞「教育部門」の授賞者を決定する.

 

著作部門

1. 目的

地理情報システムに関する著作で,地理情報システムの発展(研究,教育,普及など)に貢献したものを表彰する.なお,単著だけでなく,編著も対象とする.

2. 対象者

原則として地理情報システム学会会員であり,かつ当賞を受賞していない者.

3. 応募提出物

以下の2を除くすべてを,原則として,メール添付で送付する(PDF化することを推奨).2は事務局へ郵送する.

  1. 氏名,所属,職階等,生年月日,連絡先住所,電話,メールアドレス
  2. 当該著作1冊(返却なし)
  3. 著者名,目次,発行元,発行年,定価,総ページ数などの書誌情報
  4. 当該著作の解説書.当該著作の概要,及び地理情報システム,地理情報科学の発展(研究,教育,普及など)にどのように貢献したかをA4(1200 字)で2枚以上5枚以内で述べた解説書

4. 提出方法

自薦,他薦(なおこの情報は審査の情報としない)

5. 提出先

地理情報システム学会事務局 (「著作部門」と表に明記のこと)

6. 提出期限

2024年7月12日(金)

選考方法

学会賞委員会で「著作部門」担当の若干名の委員が提出物1,2,3,4 の資料をもとに,またそれ以外の学会賞委員が提出物1,3,4 の資料をもとに評価をし,それに基づき学会賞委員会が若干名の候補者を決め(候補者なしの場合もありうる),その候補者を理事会に推薦し,理事会の承認を得て地理情報システム学会賞「著作部門」の受賞者を決定する.

 

実践部門

1. 目的

実践的活動を通じて,地理情報システムの発展や普及に大きな貢献をした活動を表彰する.なお,個人だけでなく,団体や研究グループなども授賞対象とする.

2. 対象者

下記のすべてを満たす者とする.

  1. 地理情報システムの発展や普及に関する非営利の実践的活動であること(ただし,営利企業が主体となって行う非営利の活動の応募を妨げるものではない)
  2. 個人の場合はその個人が地理情報システム学会正会員であること.団体や研究グループなどの場合は地理情報システム学会賛助会員もしくは活動の主要メンバーのうち1名以上が地理情報システム学会正会員であること
  3. 当部門を受賞していないこと

3. 応募提出物

以下のものを,原則として,メール添付で送付する(PDF化することを推奨)

  1. 応募者の氏名,所属・職階等,生年,メールアドレス,GIS学会会員番号
  2. 活動の概要の説明書(活動もしくは団体名称,代表者氏名・連絡先,設立もしくは開始時期,主要メンバー,活動内容等をA4版で2枚以内)
  3. 地理情報システムに関する実践にどのように貢献したかをA4版2枚以内で述べた説明書
  4. 受賞対象となる実践に関連する論文,解説,出版物などについての書誌情報
  5. 4.のうち,活動の概要を把握するのに最も適した資料1点(高額な書籍等は不可.PDF化を推奨)

4. 提出方法

自薦,他薦(なおこの情報は審査の情報としない)

5. 提出先

地理情報システム学会事務局 (「実践部門」と表に明記のこと)

6. 提出期限

2024年7月12日(金)

選考方法

学会賞委員が上記の資料をもとに評価を行い,その評価を総合して学会賞委員会が若干名の候補者を決め(候補者なしの場合もありうる),その候補者を理事会に推薦し,理事会の承認を得て地理情報システム学会賞「実践部門」の授賞者を決定する.

  1. 評価の視点
  2. 先進性 既成の概念にとらわれない先進的な取り組みであるか
  3. 独創性 地域や組織等の特性や諸課題を踏まえ,その解決にむけた独創的な取り組みであるか
  4. 模範性 他への参考になる模範的な取り組みであるか
  5. 継続性 単発にとどまらず,活動が継続的であるもしくは今後見込まれる可能性が大きいか
  6. 発展性 同様の諸課題を抱えた活動主体に波及する取り組みであるか