デジタル道路地図に関する研究テーマ募集(一般財団法人日本デジタル道路地図協会)
2018 Apr 11
一般財団法人日本デジタル道路地図協会は、昭和63年の設立以来29年に亘って、我が国の主要な道路を網羅した全国デジタル道路地図データベース(以下「DRMデータベース」という)を整備、更新、提供しております。
応募方法等、詳しくはこちらをご覧ください。
DRMデータベースは、道路に関する計画、管理、利用情報の提供等の目的で道路行政のシステムにおいて用いられるとともに、カーナビゲーション等広く国民が利用する民間のシステムでも利用され、官民共通の社会基盤、いわばソフトなインフラとして無くてはならないものになっています。
DRMデータベースの整備にあっては、世界に先駆けてデジタル道路地図に関する標準フォーマットを策定しました。さらに、その後の技術進歩を取りいれて、新たに「DRM21標準フォーマット」を開発するとともに、その成果を生かし、ISOによる国際標準化活動に積極的に参加し、この分野における我が国の貢献の一翼を担っております。
現在、道路交通の分野では、IT技術を駆使して道路利用の安全性・利便性の向上や環境負荷の低減などを目指すITS(高度道路交通システム)の開発が活発に行われ、その実用化が推進されております。そして、このITSの実現のために、正確なデジタル道路地図が不可欠であると認識されるようになって参りました。
このようなことから、当協会といたしましても、自らデジタル道路地図の収集、加工、提供、利活用等に関する調査、研究を一層推進するほか、平成18年度から大学等研究機関への助成制度を創設し、この分野の調査、研究の推進を図っているところであり、本年度は下記の研究課題に関して助成対象となる研究を募集することと致します。
【応募資格】 国内の国公私立大学、高等専門学校等に勤務または従事する者
【応募締切】 2018年5月22日(火) 必着
【研究課題】
分野Ⅰ(デジタル道路地図データベースに関連する一般分野)
現在DRM協会が提供するデジタル道路地図データベースに関連し、次に該当する研究。
(Ⅰ-1) デジタル道路地図関連の情報収集や資料収集の方法に関する研究
(Ⅰ-2) デジタル道路地図の作成方法に関する研究
(Ⅰ-3) デジタル道路地図の精度及び鮮度向上に関する研究
(Ⅰ-4) デジタル道路地図及び応用システムの高度化に関する研究
(Ⅰ-5) デジタル道路地図の利活用に関する研究
(Ⅰ-6) デジタル道路地図の新しい概念や形態に関する研究
(Ⅰ-7) その他、デジタル道路地図に関する研究
分野Ⅱ(デジタル道路地図データベースを活用した起業プロジェクト支援)
デジタル道路地図データベースを利活用する研究機関発ベンチャーの起業に向けたフィジビリティスタディ。
分野Ⅲ(DRM特定分野)
DRM協会の事業環境や事業実施を背景として特別に指定するテーマに対するソリューションに係る研究。
本年度は次を設定します。
本年度は次を設定します。
(Ⅲ-1)キーワード群{DRM-DB,ICTビッグデータ,公共交通システム}の全てに該当する研究テーマ
例えば「DRM-DBとICTビッグデータ等を活用したバス交通の高度化」など
例えば「DRM-DBとICTビッグデータ等を活用したバス交通の高度化」など
(Ⅲ-2)キーワード群{道路情報,車載センサー,プローブ,クラウドソーシング}の全てに該当する研究テーマ
例えば「車載センサーデータ等を用いるクラウドソーシングによる道路情報抽出」など
例えば「車載センサーデータ等を用いるクラウドソーシングによる道路情報抽出」など
応募方法等、詳しくはこちらをご覧ください。